【 努力賞 】
【テーマ:多様な働き方への提言】
世界から日本へ、日本から世界へ
東京都  岡 田 航 洋  22歳

「もっと多くの人々と接し、違う文化を理解できる人間になりたい」小学校高学年頃の夢・目標は社会人になった今でも変わっていない。15年海外で育ち、日本語、英語、ドイツ語だけでなく、文化、習慣、宗教等の違いを実際に経験し、自分にとって大きな武器だと思っていた。しかし社会人になって3ケ月半、自分の思っていた自分の武器がまだ自分の夢・目標に近づく為の武器になっていないと感じた。

社会人になってすぐに感じたのは、学生の時の人との接し方ではいけないということだ。学生の時と違い、社会人の人間関係の構築の裏には「利害」という言葉が存在する。知識はもちろん、振る舞いや仕事の要領は場合によっては簡単に信頼を失う。しかし今までの人との接し方ではお客様どころか社内の関係も築けない。信頼を築くことが信頼を失うことよりはるかに難しい中、「自分はどのように工夫すればよいのか」と考えた。そんな時、社会人になってよく耳にするようになった「他との差別化」が頭の中によぎった。自分には他の人と違う自分に合った接し方があるのではないかと感じた。

海外経験を通じ私は様々な背景をもった人と「協力同心」する術を学び、大きな強みとなっている。3歳から14歳までスイスに住んでいた際に通ったインターナショナルスクールでは世界中から来た同世代の人と接し、価値観の違いに驚いた。しかしそういう環境にいる以上、違いを理解し尊重し合うことの大切さを知った。高校時代はニューヨークにある日本の大学の附属高校に入学し、上下関係や謙遜等日本特有の文化を学んだ。日本の企業に入社した今を思うと、この高校時代学んだことはこれからの人生においてとても重要だと感じている。これらの経験を活かし、私は他の人ができない形でお客様と接していきたい。色々な方向から物事を考え、たとえ価値観が違ってもコミュニケーションを通じて相手を理解できるビジネスマンになりたい。自分に合った方法で結果が出た時こそ、その方法が自分の夢・目標に近づく為の武器になる。

近年、グローバル化の進展や国内市場の低迷などにより、日本国内だけでなく日本と海外のつながりが注目されている。多くの人と自分に合った方法で信頼関係を築き、結果が出るようになった際には、国際業務に携わり日本と海外の関係を今よりも深められる「架け橋」のような存在になりたい。これ.が社会人になった今の自分の夢・目標であるが、小学生の時の夢・目標と変わりはない。その為に今できることは、自分の環境に感謝しながら業務に取り組むことだと思う。そして日本人として日本の文化だけでなく、様々な文化や価値観をこれからも尊重していきたい。

戻る