【佳作】

いろいろな職業を知って
筑紫女学園中学校  水田桜  15歳

私は、昨年、「福岡県保健環境研究所」という場所に職場訪問に行きました。訪問する前、班の皆で、その職場がどんな場所なのか何をしている場所なのかを調べて行きました。ホームページなどをみると、専門用語が沢山あって、自分たちでは分からないようなこともたくさん掲載されていました。

実際に、お仕事をされている現場に行くと、私たちが見たこともない小さなものを見るための機械や、実験をする大型機械など、色々な物が置いてありました。

私が実際に職場を訪問したり、世の中で働いてある方のお話を聴いて感じたことが大きく三つあります。

一つ目は、皆さん自分の仕事にやりがいを持って生き生きと働いていたことです。どんな職業のどんな方でも、自分の職業について、真剣に、誇りを持って話されていました。私は、絶対にあの職業に就いて、そのためにあの大学に行きたいというのがまだはっきりと意思が固まっている訳ではありません。もっと、色々な職業を知って、早いうちに、自分のやりたいことを明確にしたいです。

二つ目は、英語が大事とおっしゃっていたことです。私は、福岡県保健環境研究所を訪問したほか、弁護士、薬学コンサルタントや今まで機会がある度に聴いた、職業に就いて働いている方のお話を聴いていると、「英語は大事」と、複数の方がおっしゃっていました。私は今、学校の授業などで英語を学習しています。けれど、まだまだ、社会に出たときに役立つ程の英語の単語や文法知識には達していません。毎日の授業で学習することは勿論、授業内の音読でしっかり発音して、もっと使って話すことで英語に慣れていきたいです。また、それは、修学旅行の海外研修のときに、オーストラリアのホストファミリーとどんどん積極的にお話をして、たくさん英語に触れたいと思います。

三つ目に感じたことは、私が知っている職業がまだまだ少ないということです。私が、小学生の頃、職業が沢山載っている本を友達に見せてもらいました。その中には、約千もの職業が載っていたのですが、小学生時点の私には、耳にしたことがある職業だけでも20個ありませんでした。その本を貸してくれた友達は、その本を読んで、当時、「医療事務員」になろうと思ったそうです。私は、その職業もその時点では知らなかったし、中学生になって、色々な職業の方のお話を聴くまで、この職業知らないなぁと思うことが多々ありました。まずは、世の中にある沢山の職業を自分で知って、自分の職業を選ぶ選択肢を増やしたいと思います。

私は、昨年度から、色々な職業について、調べたり、聞いたりしたことで、たくさんのことを知ることが出来ました。私は、一昨年、学芸員体験をしました。学芸員体験では、九州国立博物館で、展示物の展示の仕方を学びました。私は、センス良く展示出来るか不安だったけれど、現役の学芸員さんが優しく専門的なことを教えて下さったお陰で、今では、九州国立博物館の展示に興味があって、特別展を友達と毎回見に行っているほどです。このように、私は、学芸員体験したことによって興味を持つことが出来、一つ視野を広げることが出来ました。もっと、視野を広げて、職業についてたくさん知るために、色々な経験をして、自分の職業の選択肢をもっともっと増やしたいと思います。

はたらくということ。そのために私は、授業と日々を大切にして、素敵な働ける女性になりたいです。

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