【努力賞】
働く理由とは何か
静岡県立磐田農業高校  東美伽  18歳

私の夢は歯科衛生士になることだ。その夢が見つかるまでは、自分が働くという想像ができなかった。仕事に対しての達成感や、やりがいが共感できなかった。ただ、プライベートの時間が減り、疲労がたまるだけだと考えていた。しかし、大人のほとんどが働いている。なぜ働くのか、自分の将来の夢をみつけるまで分からなかった。

私が歯科衛生士になりたいと思ったきっかけは、中学三年生のとき初めて歯医者へ行ったとき不安でとっても怖かった。しかし、その時に治療してくださった衛生士さんに、痛みはないか、あとどれくらいで治療が終わるかを言われた。そのおかげで不安がなくなり、痛みを感じず、速く治療が終わった。私はその時、感謝の気持ちを感じたと同時に自分もそのような衛生士になりたいと思った。それから私は歯科衛生士という仕事に興味がわいてきて、たくさん調べていくうちにすごく魅力を感じた。

歯科衛生士になるには、大学か専門学校に行って国家資格を取る必要がある。更に、患者さんに痛みを感じさせず、速く治療ができる衛生士になるためには、どうすれば良いか。私は、技術を磨くことが大切だと考えた。だから、たくさんの経験を積みたい。そうすれば自信がつく。自信がついて堂々としていれば、患者さんは安心する。技術の他に、患者さんを思いやる心も持っていると更に良いと思う。

この前、歯科の学校の説明会で先生が、歯科衛生士に必要なのは、考える頭、素早く作業する手、思いやりの心を教わった。私は、このことをしっかり頭に入れておきたいと思った。

このように、自分の将来やりたいことを見つけて、考えていくうちに、働くということの意味を見つけられたと思う。働くということは、自分の興味のあること、やりたいことを仕事にして、家族や自分のためにお金を稼ぐことだ。興味があること、やりたいことだからこそ達成感や、やりがいが感じられる。だから私もそんな仕事をする生活を送りたい。もう一つ、働くということは大人だからというわけではなく、目標や、夢、養う人がいるからだと思う、理由はたくさんある。何かのため、誰かのために働く人はとても素敵で尊敬する。

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