【努力賞】
仕事をしたり、仕事を探したりして気づいたこと
栃木県  市村真悠  22歳

私が初めて社会人の一員として働き始めたのは、高校生の時です。私の家庭は5人兄弟でお小遣いがなく、洋服や文房具が欲しいと欲があり部活動と掛け持ちしながら働きました。

そしたら私は働くのが好きなことに気づき始めました。

人と接する楽しさ、誰かの笑顔のために頑張る楽しさも本当に生きがいでした。私が働いていたオーナーがサービスの大切さを沢山語ってくれたことがきっかけで都内のブライダル、スターバックスでサービスを学ぶために働き始めました。私のサービスの未熟さに気づいたり、今の私の強みの笑顔の素晴らしさを教えてもらいました。それとありがとうの言葉の重みや嬉しさも学びました。

その後も塾の先生やったりブライダルのカメラマンやったりなど掛け持ちしながら仕事を生きがいに頑張りました。

私はきっと誰よりも幅広く職業を経験しその分強みになり今の自分があると思います。

でもそんな私にひとつだけ悩みがありました。

生まれつき難聴ってことです。少し人より耳が遠く理解が遅いことです。

人と接することが大好きな私はほぼ接客業でした。

人と話したいのにサービスをしたいのに聞こえないんじゃ笑顔にさせることも出来ない。楽しくお話したいだけなのに。あなたの声聞きたいだけなのに。なんども悔やみました。誰のせいでもない。責める場所がない辛さ。その度に挫折してでも這い上がって。

はっきりとした障害者ではないから、障害者として扱われない辛さ。沢山涙を流しました。

でもどの職場でも私を必要としてくれました。

あなたが聞こえなくても私たちにはお客さんのこと聞こえてる。あなたの代わりはいないけれど、あなたの耳の代わりには、なれるよ周りを見てよ!とスターバックスの上司がいってくれました。

ブライダルでは、あなたの心の底からの笑った顔お客様には伝わってる。お客様も心地よく過ごしてくれてる。あなたの存在が笑顔の溢れる環境にしてくれてるんだよ、と。

挫折の度、私の存在を褒めて下さったこと、

何よりも誰にでも平等に与えられてる笑顔を褒めて下さったこと本当に忘れません。笑顔のパワーがどれだけ凄いことか強く感じてます。

もし、人間関係がここまで成立していなかったら落ち込んでいたらすぐ辞めたと思います。

人間関係の大切さ、人のパワーも私の頑張れる原動力なんです。

今は年中さんから小学生までの講師をしています。毎日子どもたちに強みの笑顔を忘れず、挨拶をし接してます。人見知りの子も打ち解けてくれます。この間の3月の生徒からの手紙は、学校で嫌なことあっても先生の笑顔に元気をもらいました。とありました。笑顔を褒められると凄く嬉しいし気持ちがいいですね。

色んな環境ではたらいて気づいたこと、

人と人との繋がり。出逢えた奇跡。私達が歩いてきた軌跡。人間パワーは、辛い時乗り越えさせてくれる。頑張る勇気をくれる。色んな環境で働いてきて、どこの仕事にも人間関係の大切さ学びました。人間パワーには叶いません。奇跡も起こります。挨拶は必ず自分からをモットーにし、1ヶ月は職場の人をよく観察し仕事の流れ掴んでいました。そうすることによって結構仕事の流れを掴み余裕がうまれました。noと言えないあなた3秒間あけて答えるのオススメです。報告忘れないで下さい。グレーにはしてはいけません。何かあったら早めに連絡。相談するって勇気が必要かもしれない。でもその勇気はきっと+になり力になってくれると思います。

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