【努力賞】
【テーマ:仕事を通じて、こんな夢をかなえたい】
こんな仕事をして、こんな夢を叶えたい
埼玉県  町田康寛  24歳

僕には夢がある。それは一つではない。一つ一つの夢は別々でもあり、統合しているようでもある。ただ現実は厳しい。大学を卒業して、社会人になったのだから働いて、お金を稼ぎ、奨学金を返しつつ、食費交際費貯金までしたいのだが、なかなか思うようにはいかない。五年後十年後の自分を想像したとき、今のままでよいのか不安になる。

正規雇用を目指して毎日まじめに働いて、三年になる。今のままずっと非正規雇用であったらと思うと、今の立ち位置や生き方を見直す時が来たと思う。

ただし、生活を支える基盤は崩さず、将来寺子屋をやりたいと思う気持ちにぶれはなかったため、通信で小学校教諭にチャレンジした。また、農地を耕し、子供たちにも大地に触れてもらい、心身ともに成長してほしい。自分がその畑作りを開始した。農業での生計を少しでも立てられるように、出荷を開始した。今までは、普通のサラリーマンのように土日ゆっくりできていたが、私の夢を叶えるためには、私の自由時間を使うことにした。まったく不安がないわけではない。考えているだけでは、不安は大きくなるだけだと気が付いた為、一歩一歩みんなの協力をもらいながら、自分で学びながら農業をスタートした。

私は早起きをして農業をした日には、清々しい空気で心も体もリフレッシュした。こんな生活が毎日だったら良いのだが、疲れてしまい朝寝坊することもある。そんな日には、罪の意識を感じることもある。夢と現実のギャップを感じながらも、試行錯誤をしている現在である。夢を叶えるためには、問題を解決していかなければいけないと思う。まず、夜の残業をズルズル残ってやっているのをやめて、計画的に効率よく本業を時間内で終わらせて、自分の時間を大切にする。そして、家で夕食を食べ、風呂に入ってすぐに寝るようになった。昔の農業をしていた人と同じような生活だと思う。

二十代は何でもできる。「苦労は若いうちに買ってでもしろ。」と、親によく言われるが、今の努力が将来の自分の夢の延長だと信じて、これからも寺子屋を作る夢を叶えるため、毎日の仕事を頑張っていきたい。

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