【 佳 作 】

【テーマ:私が実現したい仕事の夢】
私が実現したい仕事の夢
日本大学商学部(留学生・中国) 方淑芬 26歳

私の意識の中では、「仕事」と「夢」が矛盾しているではないかと今まで思った。「仕事」は生きるため、働く。一方、「夢」は精神的なもの、生きるには不可欠ではないが、人の生き方を左右することができると考えている。「仕事」と「夢」は必ずしも両立しないが、夢を仕事の中で達成する比率は最も少ないと現実に教わった。しかし、日本に来て約7年間、私の考え方は変わってきた。勿論、日本人でも皆それぞれ自分の考え方次第に仕事を選んでいるではないが、自分が選んだ仕事を夢として務める意識が強いことに感心する。日本のいろんなことに感動させ、考え方が大きく変化してきた。

最近、あるボランティア活動で東京工業大学院の中国留学生が日本に来て25年間の自己分析を聞いてきた。素晴らしいプレゼンだと思いながら、私が来日約7年間のことについて考え始めた。そして、この図表のように、ここ何年間の葛藤・アイデンティティの遷移を明確にした。

1年目
(日本語学校)
2年目
(日本語学校)
3年目
(専門学校)
4年目
(専門学校)
5年目
(大学)
6年目
(大学)
7年目
(大学)
学習意欲★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
なぜ日本に来た
(居たい)
親を離れて自由が欲しい親を離れて自由が欲しい地震で帰ったが、日本政府や国民の対応に関心があり、戻ってきた真面目に何かを身につけたくなった勉強になれる勉強になれる勉強になれる
日本への思い変わっているところが多い日本人がやさしい、かたい社会外国人が多い日本社会は中国と違う事を認識した様々なかたいルールがあるからこそ、日本は便利で安全な国日本の文化は中国と類似しているところが多いが、中国と違って経済の発展の中で失っていないことに感心する日本のことに慣れてきた、将来、親を日本まで呼び、日本で暮らしてほしくなったもっと日本の習慣や文化などを知りたくなり、多くの中国人、外国人に日本のよさを知ってほしい
仕事への思い何も思わなかった将来、日本で働きたくない、女性の働く環境を整えていないと思った自由がある仕事をしたい、日本だと、無理だと思った働くは夢と繋がるのかなとよく考えたどうしたらボランティアと仕事、日本を関連できる外国人は日本の終身雇用を貫かれないことが多く、帰属感が足りないだろうか日本で働いてみたい、日本の会社で経験を積みたい

簡単な分析だが、私は日本で成長していることがわかった。今の私だと、自信をもって自分の仕事の夢に向き合うことができる。成功するかどうかを関わらず、挑戦したいと思う。海外留学はやはり人のモノ事の見方や価値観などを変化させ、夢と繋がり、人生の生き方を変えられると言えるだろう。

グローバル化が進む中、専門知識は重要である以上、人材には多様性を要求されるだろうか。仕事をボランティア活動とどうやって一致できるか、真剣に悩んでいた私が、15年後に達成したい仕事の夢は、多くの条件制限で勉強できない子供や海外で学びたい人をサポートできる組織団体を中国で立ち上げたい。日本の団体と連携し、単に、条件のある人の留学サポートをするのではなく、困っている人たちにチャンスを与えたい。異なる世界で自己挑戦し、さらに異文化理解とダイバーシティを身につける。

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