【 努力賞 】
【テーマ:女性として頑張りたい仕事・働き方】
仕事と家庭
静岡県立磐田農業高校 本田萌花 16歳

女性の活躍が期待されている今、私はアルバイトを経験して考えたことがあります。私がレジのアルバイトをしていたお店では、パートナーの女性の皆さんがいつもせわしく働いていました。

私が働き始めて1か月くらいたつた頃、アルバイトの人手不足で、週3日程度で入っていたシフトが多くなっていきました。また、パートナーさんも一時間延長したり、いつも午後1時から5時で終わるところを、閉店まで働いたりと、とても大変な状況になっていました。もちろんその分給料が出ますが、仕事以外にもやることがたくさんあるのに自分の時間がどんどんなくなっていくことに私はなかなか慣れず、これが働くということか、やはり大変だと感じました。

ある時、休憩に入っていたパートナーさんの話が聞こえてきました。
「土日なら、夫のご飯を作らなくても勝手に食べてもらえるから」
と、その方は休日はしばしば閉店まで仕事をしていました。私はその言葉を聞いて、いつも帰宅してからも家事をするパートナーさんをすごいと思いながら、同時にこれが当たり前になっていることを疑問に思い、働くということについて考えるようになりました。

かつての日本は男性が仕事、女性が家事というような風潮があったようですが、現在は女性が働く社会へどんどん変わってきています。しかし、女性が家事や育児をするという風潮は変わらないまま、女性の社会進出を目指す世の中になろうとしていると感じました。

女性に仕事と家事・育児を両立させるのではなく、男性が家事・育児をすることを積極的に進めていくべきではないかと思いました。そもそも、性別に関係なく家庭のことは共に協力するということが大事だと思います。

学生の私以上に家庭でも仕事場でも働き詰めで自分の時間が取れない女性の方々の負担が、もっと軽くなる社会になってほしいです。
そんな考え方がよりたくさんの人に広まれば良いなと思います。

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