私は、ある仕事に就きたいと考えています。それは、番組やステージで活躍する人たちの裏側で働いている人たちです。その人たちは表で働く人たちがもっと輝けるようにするため苦を惜しまず働き、人知れず貢献している人たちです。緊張している人たちを励まし、あらゆる手を使って番組やステージを成功させます。
私がその仕事に就きたいと思ったのはある理由があります。中学生の頃、吹奏楽部の定期演奏会があり私や他の吹奏楽部員はとても緊張していました。演奏が私たちの番になったとき楽器や機材の出し入れをしている人が私に小さな声で
「頑張れよ」
と励ましてくれました。その小さな声での励ましに私は少し緊張を和らげ、ミスをせずに演奏をやりきることができました。その時私は、テレビやステージに立っている人たちはみんなその前で誰かに励まされ勇気づけられているのだと思いました。そしてそんな事ができる仕事に私はなりたいと思ったのです。
しかし、私はその人たちのようになるにはたりない事があります。私は少し人見知りであまりしゃべらず、知らない人たちとの会話は得意ではありません。しかも私は他の男の人たちよりも非力で舞台裏の人たちが行なう重労働にはついていかれないかもしれません。なので、私は少しずつ自分の欠点やたりない部分を少しでも補えるようにしたいです。人と積極的に話しをして人見知りを直し、力をつけて、どんなに苦しい仕事でもしっかりとこなせるようにしたいです。
私は今までたいした夢も持たず、将来のことを少しも考えずに今まで生きてきました。しかし、中学の定期演奏会で私を助けてくれた声は私に一つの夢を持たせてくれました。私は、この夢に向って少しずつ努力をしていきたいです。そしていつかその人たちが励ましてくれた様に私も緊張している人たちを励ましてあげたいです。