【 努力賞 】
【テーマ:私が実現したい仕事の夢】
ヒーローの裏方
日本大学三島高校 生井秀 17歳

私には夢があります。人の役に立ち、影で誰かのためになる仕事をすることです。そのために、大学では経済を学び、世の中の仕組みを知りたいです。

責任感、使命感、やりがいのある、胸を張って働ける仕事をしたい、と考えた私の具体的な夢は、プロ野球の球団職員になることです。練習の手伝いや、荷物運び、用具の手入れなどが主な仕事の職です。私は大学で出来るだけ多く、経済や商業関係の資格を取り、自分の知識の幅を広げ、選手の引退後のサポートもしてあげられるようになりたいです。

プロ野球選手というスターを支える裏方の仕事に憧れたのには二つの理由があります。一つ目は、選手という立場では無くても、プロの舞台で仕事が出来る事が、うらやましいと感じたからです。選手をサポートし、共に闘い、勝ったら一緒に喜ぶということを、私もしたいです。二つ目は、選手がブロ野球から離れた後のセカンドキャリアなどで苦しんでいるということをどうにかして、野球を辞めた後も、別の形で、人々に感動を与えるようなことをしてほしいと思うからです。

私は小学校高学年の頃、当時横浜ベイスターズにいた、入来投手に憧れていました。しかし彼はメジャーリーグから日本に帰って来て、二年で引退してしまいました。その後、球団職員となった彼は、プライドを捨て、選手からも、ファンからも愛される球団職員になり、今ではその頑張りがみとめられ、ソフトバンクホークスでコーチをしています。入来投手だった時も、球団職員として裏方をしていた時も、その姿は同じように輝いていました。

プロ野球選手は、プレーで、観ている人や子ども達に、感動や夢を与えます。その姿はとても輝いています。ただ、その選手達は裏方の方に支えられているから、輝けるのだと思います。私は、選手の輝きをもっと増やせる、そして輝く場所がグランドから変わっても、人々に感動を与える選手を増やせる、裏方の、球団職員になれるよう、今、やるべきことをしっかりとやり、夢を叶えたいです。

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