パワハラ。
私が自分の身に起こっていることに気が付いたのは、つい最近のことです。
上司のAさんから叱られることが多く、改善がみられないと言われ、どうすべきか悩みに悩んで、ついに上司Aさんのそのまた上司のBさん相談したことで、わかったことでした。どうやら、私に対する上司Aさんの行動は、パワハラ、パワーハラスメント、職場の権力(パワー)を利用した嫌がらせであるようでした。
具体的にどんなことかと言うと、言葉による精神的な攻撃でした。
仕事ができない、向いていない、それで正社員の給料をもらうなんて他の人に申し訳ないと思わないのか、転職した方が良い。皆の前で何度も繰り返し叱られました。周りで聞いた人まで不快な気分になるような叱り方であったそうです。
上司Bさんに相談したことで、悪いのは私ばかりではなかったことに気が付くことができました。上司Bさんは、現状やAさんについてなどを説明してくれて、今後の対応策についても話してくれました。
相談するまでは、何かおかしい気はしても、自分が悪い、改善できない私は努力が足りないと思い、改善しようと色々試したものの、効果は全くありませんでした。
そのうちに、仕事中も上司Aさんに言われたことを頭の中でグルグル考えたり、上司Aさんの機嫌が気になって仕方がなかったり、仕事に集中することも難しくなってきました。どうしようも、改善策が見つからなく思いつめて、とうとう上司Bさんに相談したのでした。
上司Bさんに相談して、本当に良かったと思います。相談しなかったら、どんどんエスカレートして、私も耐え切れなくなっていたかもしれません。
今、パワハラは年々増加していると言われています。その種類は、精神的な攻撃のほかに、身体的な攻撃、人間関係からの切り離し、過大な要求、過小な要求、個の侵害があります。どれも、攻撃を受けた側の苦痛は大きく、中には仕事への意欲が低下する人、うつ病などの精神障害を発症する人、退職に追い込まれる人、生きる希望を失う人もいるということです。
それだけでなく、周りの人、職場全体にも悪い影響を与えます。仕事は、やはり人間と人間との結びつきの中で進めていくものです。せっかく育てた人や協力し合った人が、パワハラで心を痛めてしまったら、周りの人たちの仕事への意欲も低下し、活力も失ってしまいます。職場にとっても、大きな損害です。
一人一人が尊重される職場。それであってこそ、活気が生まれ、仕事への意欲も高まり、快適でより良い職場となるのではないでしょうか。
パワハラ。それはあってはならないものです。
自分一人で抱え込んで悩まないで、上司や相談機関に相談することも大切だとわかりました。
人で成り立っている職場は、やはり、人を大切に尊重することがとても大事である、ということを学ぶことができました。
上司Bさんや、周囲の人々に、感謝します。