【努力賞】
【テーマ:さまざまな働き方をめぐる、わたしの提言】
失敗しても次への糧に
埼玉県  金丸孝助  79歳

私は過去3回投稿し、佳作、努力賞を頂き私の人生経験を拙い文章ながら書いてみた。人生80年近く生き「紆余曲折」の壁にあたり、幼少期〜少年期〜青年期と、家族愛も知らず、様々な体験をし、今がある。来年は80歳の傘寿を迎える年になる。

生きるという事は、辛い事も、悲しいことも沢山あった。でも、それ以上に、楽しいことも嬉しい事も沢山あり頑張って、生きてきた「喜怒哀楽」も経験しながら乗り越えてきた。私は何度も失敗続きの中で、躓いても、それを次の経験にして努力することで、また道は開ける感性は持ち続けてきた。

働く目的は収入を得ることは勿論だが、それは、これからの将来、長い人生において必ず生きがいとなっていたことは忘れてはいない。社会生活の中で自分の力を発揮し認めてもらうことで、生きることへの喜びや自信にもなってきたことは、私の人生経験から得た答えである。

私は今、元気よく、明るい地域の中で役に立っていると自負をし、老いの意気の可能性は、まだ無限にあると思いながら、ささやかながらボランティア活動をしている。その原点は「試行錯誤」を繰り返しながらも、大器晩成で得たものだと思っている。

私の「若者を考えるつどい」の投稿も、今回で最後にしようと思っている。私の波乱万丈の人生経験から得た教訓として、私は以下の文章を投稿し、これから将来を担う、若い方たちに贈る言葉として、ある著名の方の言葉を引用し、私自身のアドリブを加えながら書いてみた。

『何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところに、情熱、気力、モチベーションをもって、継続してやるのは大変なことであり、私はそれこそが才能だと思っている。誰でも時には落ち込んだり挫折感を抱いたり飽きたりもする。特に、近年は情報が氾濫し、何事も刺激を受ける機会も多く時には、誘惑もされやすい世の中である。一つのことに打ち込んで続けるには、好きだと言うことが根幹にあることが大切だが、そういう努力をしている人の側にいると自然に、良い影響を受けられるだろう。さらに、時にはペースを落としてでも続けることに意義があると思う。無理やり詰め込んだり、絶対にやらないと駄目というのではなく、一回、一回の集中力や速度、また、費やす時間を落としても、毎日、少しずつ続けることが大切だと思う「牛歩の歩み」に、ギャアチェンジをした方がいい時もある。天才とは1%の閃きと99%の努力であると思う。この言葉・格言はどの世界にも共通する、真理をもった言葉である』

以上の文章は、ある書道展で見掛けた作品に書かれていた文言である。私は暫し何回も読みに行っていた。私は思う、人間不幸だなんて溜め息をつくことはないと、陽射しや自然のそよ風は、誰にでも平等に享受できると辛い事があっても、生きていて良かった。それには、失敗を恐れず、挫けずに目標に向かい努力すれば必ず道は開けることを、若い方たちに心から強く訴えて、私の最後の投稿にしたい…余談ながら、私は今、日々、楽しくボランティア活動をしている。その原点は、自己批判をしながらも、働いてきた過程で良き人に恵まれ、それらの人たちから得たものを、感性として自分の心に秘めて実践してきたものを「宝物だと」思っている。

その答えは、紛れもなく真面目に働いてきた結果の集大成だと思っている。その格言の著名人の言葉にも、私は通じるものがあるのではと、引用させてもらった。

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