【入選】
私は、大学で授業やゼミナール活動で勉学に勤しむ一方で、ゼミナール連合協議会という組織に所属しております。
このゼミナール連合協議会とは、大学内に所属するゼミナールの活動を円滑に行えるようにし、かつその活動の活性化を目的とした組織です。更には日頃の研究成果を他のゼミナールや外部の方々に見ていただくために、プレゼンテーション・討論を行う大会の企画・運営を行っております。ゼミナールに所属している学生が活躍し、目標を掲げて切磋琢磨できる場所や機会の提供を担っています。
私はこのゼミナール連合協議会での活動を通して、ゼミナールに所属している学生とゼミナール連合協議会に所属している学生の双方が活躍できる環境を作りたいと思っています。
まず、ゼミナールに所属している学生です。ゼミナール生の活躍できる場所とは先にも述べたゼミナールの活動や大会です。そこで私たちの組織にできることは企画・運営段階でいかに彼らの聲に耳を傾け応えていくかが鍵であると思っております。これまでは当組織は、それぞれのゼミナールに対してトップダウン型で指示する形をとっていました。それでは意見や、改善点は私たちに届かないと思い、ゼミナールと同じ立場に立って向き合っていくことの必要さを痛感いたしました。そこで前年度経験者からのアドバイスを集めることに最も力入れました。
よって、ゼミナール生の本意を取り入れることができ、行事や大会がより彼らの活躍できる有意義なものになるように企画されていきました。
また、ゼミナール連合協議会に所属している学生にも活躍できる環境が必要です。
ゼミナール連合協議会では授業の枠を越えて大学の先生方からご指導いただいたり、他大学の同じような組織と協力して共同研究のプレゼンテーション・討論の全国大会を企画・運営したり、加えて企業と協力して学生に向けた就職活動の後押しとなるようなイベントの実施も行っております。これは他組織や大学外部の団体との交流は学生生活においてなかなか出来ない体験です。このような様々なイベントの企画・運営できる機会を利用して、大学内インターンシップのような活動を行い、当組織に所属している学生に少しでも早い時期から社会で役立つ基礎的なビジネススキル(ビジネスマナーや論理的思考、コミュニケーション能力、自己管理能力、キャリアプランニング)を実践できる場づくりに努めています。
この組織に所属して仕事をしていく上で、自分の役目やできることはなんだろうと考えた時に、多くの方がドキドキ・ワクワクしがなら楽しく活躍できる空間を作れたらいいなと思っていました。そこに、『働くとは何か』を考える本質が横たわっているように感じられてなりません。