【佳作】
私は、中学二年生の時学校の授業で職場訪問に行きました。その時私は、家庭裁判所を訪問しました。私の中で家庭裁判所と聞くと、暗くて怖くて子どもがいつも泣いているというあまり良い印象ではありませんでした。しかし、行ってみたら施設はすごくきれいで皆さん優しくて印象とはまったく違って驚きました。一番すごいなと思ったのは不登校になってしまった子どもや心を閉ざしてしまった子どもから話を聞く部屋です。そこには、たくさんのおもちゃがあり子ども部屋のようでした。実際にそこで遊ばせてもらい、とても楽しかったです。
そして、3人の方に質問を何個かさせていただきました。一つ目の質問は、なぜ家庭裁判所に関わる仕事に就こうと思ったのか。皆、「子どもが好きだから。」「子どもの時にみた刑事ドラマがきっかけです。」「家族が大好きで子どもたちにも家族を好きになってもらいたいと思ったから。」と答えていました。二つ目は今までで一番達成感を感じるときはどんなときですか。これは皆同じで、「来た人が笑顔で帰っていくとき。」と答えていました。
働くということはどのようなことか。私は今まで、自分のため、お金のため、生きていくためと思っていました。働いて、お金を稼いで、そのお金でご飯を食べて生きていく。これが人間だと思っていました。
しかし今回の職場訪問で、働くということは人のために、誰のために何かをすることというのに気がつきました。
では、人のために誰かのために何かするというのは働くことでしかできないことなのでしょうか。私は、そうは思いません。働いていなくても人にできることはたくさんあると思います。
では、今働いていない私たちには人のために誰かのために何ができるのでしょうか。私なりに考えたのは二つあります。
一つは、困っている人がいたら話しかける。とても当たり前なことを言っていますが、これが大事だと思います。仮に、自分が困っている人だとしたら話しかけてくれたらとても嬉しいと思います。
二つ目は、自ら人の手伝いをする。人の手伝いをするというのはいろんな場面が思い浮かびますが、どの場面でも同じです。自分一人でしていることを手伝ってもらえたら嬉しいと思います。
このように、働くということは人のために誰かのために何かをするということだと思います。何かの店員さんだったらその店員さんがいるおかげで商品がきれいに並べられたりします。
私たちにとって働くということは人のため誰かのために何かをするということだと思います。そのことを頭にいれながらこれから生活していきます。