【佳作】
わたしは将来、保育士になりたいと思っています。幼児の笑顔が大好きで、将来保育士になろうと決めたのは、小学校三年生のときでした。
きっかけは、8歳年下の弟が生まれたことでした。とても小さくて、やわらかかった生まれたての弟は、当時のわたしに大きな影響を与えました。小さい子って、こんなにかわいいのか、こんなにかわいい子達の成長を見守ることができる保育士は、毎日幸せじゃないか。と思い、徐々に保育士になりたいという気持ちが芽生えました。
小学四年生になって、二分の一成人式をやりました。二分の一成人式では、半分大人になったという証拠に、画用紙に将来の夢を書き、夢をかなえるために必要なことを調べ、まとめました。
弟が、わたしのことを「お姉ちゃん」と呼んでくれたとき。1人ではさみがつかえるようになったとき。昨日までできなかったことが今日はできるようになった。そういう成長を見られるたびにわたしは嬉しくなり、保育士になりたいという思いを、より一層強くさせました。
保育士になったら、わたしは、幼児がゆずり合いのできる心優しい子に成長してほしいと思っています。
そのためには、まず、わたしが心優しくなければいけません。自分が、ゆずり合いのできる心優しい人になってから、幼児に「優しい人になりなさい」と言えると思います。
大人になり、自分の夢をかなえるためにはまず、自分の性格を、良い方向へ変えていくことが大切だということに気がつくことができました。小さい子を、心優しい素直な子に育てることができるのは、わたしたちです。保育士は特に、その責任があります。
その責任のある仕事に、わたしは就きたいと思っています。いろいろな理不尽なことで怒られることや、つらいこともあると思います。ですが、そんなことでは折れない、強い自分をつくっていきたいと思います。夢をかなえることが、今のわたしの夢です。