【努力賞】
【テーマ:仕事をしたり、仕事を探したりして気づいたこと】
仕事を通じて得られるもの
島根県  青山龍輝  24歳

私が、建設業という職に就いてから、はやいもので1年と3か月が経過した。

大学4年生で就職活動を初めてまず感じたのは、仕事をするという事はイコール誰かの役に立つことだということである。就職先を探している問、様々な業種があることを知り、どの業種のどの企業も社会を形成する上で欠かせないものだと気づいた。その中で今私が勤めている建設業という職業には、建築・土木・電気・設備・通信など多くの業種がある。人々が暮らすために必要な家を建てること、物を製造するために必要な工場を建てることなど重要な役割を担っている。このような社会に貢献できる職業を選択し就職をしたことから、毎日仕事ができることにやりがいと喜びを感じている。

私は現場代理人という、工事現場の工程や原価・安全の管理など工事全体の管理に関わる役割を任せられている。工事を進めていく中でとても重要な役割であるこの仕事をすることには多々苦労があり、日々責任を感じているが、苦労を重ね悔しい思いを乗り越えるからこそ、工事が終わり完成した現場を見られた時の喜びは大きいものになる。この喜びを感じることに1番のやりがいを持って仕事に取り組んでいると言っても過言ではない。

職種に関係なく、仕事をしていく上でやり甲斐や喜びを感じることは多々あるが、失敗することや苦労するとことの方が多いのも現実である。私も多くの失敗や苦労をこの1年間で経験してきた。私は未熟なため、なかなか思うように自分の仕事が進められず、会社の上司や先輩方に迷惑をかけている。指導を仰ぐ度、なぜひとりで出来ないのだろうかと自分の無力さと悔しさを感じずにはいられない。先輩方は仕事ができる方ばかりで、「今の状態で先輩方のようになれるのか。仕事ができるようになるのか。」とても不安に感じている。しかし、その不安を払拭するためには、私自身が日々努力し仕事を覚えていくしかない。1日1日を大切にして、仕事に取り組み、上司・先輩方のように頼られ、仕事のできる人間に成長していきたいと思う。

仕事とは日々学び、日々成長していくことができる貴重な場である。特に建設業は専門的な知識が身につく職業であるため、学べる楽しさも大きい。自分のやりたい職業に就きたくても就けず、別の道に進む人が多い中で、自分がやりたい職業に就けたことはとても幸せなことだと思う。まだ先は長いが、働けるというこの環境に感謝し、これからも楽しく元気にそして常に向上心をもって努めていきたい。

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