【 奨 励 賞 】
夢を持つことは、夢を実現する為に大切なことで、将来働く意味を持つものである。だがその夢を誰もが持っているとは限らない。
私は夢がない。小さい頃はあったかもしれないが、成長するにつれて現実をつきつけられることが多く、夢を諦らめていった。その結果がこれである。興味があって調べてみても調べていくにつれ自分には無理だと思い諦める。その繰り返しである。
ところで、仕事は何の為にやるのだろうか。お金のため、やりがいを感じるためなど人それぞれである。夢がある人とない人。どちらがより充実した仕事ができるだろうか。私は夢を持つ人だと考える。夢があり、目標がある人はそのまま自分の夢に向かって努力を重ね、憧れの職に就く。ところが、夢のない人はやりたい仕事なんてあるわけもなくとりあえず進学する。私は今までそうしてきた。だが、夢がなくてもとりあえず進学できるのはもう終わりである。大学選択は自分の将来に大きく関わる。後悔することがないように自分の将来について深く考える必要がある。
私の家は母子家庭で妹がいる。母はずっと働いていて家にいることは少ない。私は双子で一度に二人のお金を支払うのはかなり負担だと思う。だからこそ私は母を養うため働かなければならない。私にとってその理由はかなり重要で働く理由はそれが一番である。
周りの仲間には夢がありそれを目標に頑張っている人が多い。小さい頃から憧れていてずっとなりたかった美容師という夢、子どもが好きで何度も幼児園実習に行っている保育師という夢をもつ子など様々だ。それに比べ私は私を養うためにお金が欲しい。働くことができればそれでいいのである。そんな私に受験というプレッシャーを乗り越える自信はないし、就活が成功するとも思えない。
私は夢をみつけ、働きたいと思える職業をみつけ、今怠っている分もっと成長したいと考える。そして良い大学に合格し、良い職業に就けるよう努力したい。輝いた夢をもっている人に比べたら全然ちっぽけな夢かもしれないが、私は私なりの将来をみつける。