【 奨 励 賞 】
私にとって、仕事を通じてかなえたい夢は「お客様の発展に寄与し、感謝される人間になること」です。
お客様の発展に寄与したいと考える至った最初のきっかけは、海外留学先で日本製のボールペンを現地の友人に貸した際、「安価なのにとても書きやすい!」と驚かれたという、些細なやりとりでした。この僅か数秒のやりとりで、改めて世界における日本企業の技術力の高さを実感するとともに、日本人としての誇りを感じました。
戦後復興から始まり、めまぐるしく成長した日本も、茲許は少子高齢化や物価下落など経済の頭打ちを指摘する声が増えています。その中で、既存の顧客基盤やビジネスモデルのみでは企業にとって右肩上がりの発展は難しいかもしれません。こういった現状の中、海外で日本製品に対し感動していた友人の姿を見たからこそ、日本企業にはもっと発展して欲しい、そして自分がその発展に寄与したいと強く考えるようになりました。
私にとって「感謝されること」は自分の存在意義を強く感じられる瞬間だと考えます。お客様のために一生懸命取組み、たとえ結果に結びつかなかったとしても、「ありがとう」というお言葉を頂くと、次もがんばろうという気持ちが自然と湧いてきます。
先輩方の背中を見て日々実感することは、業務上収益を上げることはあくまでも結果であり、お客様との信頼関係があってのことだと考えております。日頃から、お客様に感謝されることを実践し、結果として頂ける「ありがとう」の積み重ねがお客様との厚い信頼関係に結びつくと信じております。
私は現在銀行に勤めており、法人営業部でお客様の担当者をしております。多種多様な業種のお客様に対し、常にお客様のために何ができるのかを考え仕事に取り組んでおります。これまで銀行員として最適なご提案ができているかと自問すると、必ずしもそうでない場面もありましたが、冒頭で述べました私の「夢」に立ち返り、お客様の更なるご発展に寄与したいと思います。