【佳作】

【テーマ:仕事を通じて、こんな夢をかなえたい】
~人との繋がりで可能性を無限に~
あすなろ会 永 野 瑞 紀 22歳

今年の4月に新社会人となり、現在は金融業界で働いています。そんな私ですが、小学3年生から大 学4年生までの13年間空手道を習い、日本一を目標に日々練習に励んでいました。全く関わりのないよ うな空手道を通した出会いが金融業界を目指すきっかけとなりました。

高校、大学と部活動で空手道部に所属し、高校時代は寮生活も経験しました。初めて家族と離れて暮 らす不安と、ワクワク、全く知らない人たちと一緒に暮らすという不安とドキドキ、様々な感情が生ま れていたことを覚えています。実際に寮生活が始まると、朝練から夜練、家事も全て自分たちでやり、 精神的にも肉体的にも大変な毎日でした。高校1年生の頃からずっとレギュラーとして試合に出させて もらっていて、3年生ではキャプテンを務めさせてもらい、その頃から人との関わり方というのが凄く 大切であるということを感じるようになりました。女子の部員は20人弱、試合に出られるのは5人、私 が試合に出るということは出られない人が多くいるということでその全員の思いを背負って戦うという ことです。はじめは、私が試合に出場している事が納得いかない人も多く、監督にひいきされているか らなど、傷つく言葉を沢山言われました。でも、私には日本一になりたいという目標があり、自分が試 合に出場して勝ちたいという強い気持ちがありました。だからこそ、誰も文句が言えないくらい、瑞紀 なら仕方ない、瑞紀なら勝てる、そう思ってもらえるくらい強くなればいい、その為には自分が何をし なければいけないのかを考えるようになりました。ただ漠然と強くなりたいと思っていても意味がない、 自分に足りないものはもちろん自分の強みも見つけ長所はもっと伸ばし、短所は長所へ変えられるよう に、練習中では誰よりも声をかけて、自分の納得のいくまで追い込み、人が見てないところでも自分自身の武器を強化して行くことを大切にしました。その姿を見て、少しずつ仲間との信頼関係も生まれて 来て、3年生の頃にはみんなから選ばれ、キャプテンとしてチームのみんなと日本一を取ることができ ました。人と信頼関係を築く大変さ、そして大切さを学ばせてもらい、沢山の人に支えられているとい うことを改めて感じました。そして人との繋がりは、1人では絶対に味わうことができない経験、この 先の私の人生の中で無限の可能性を与えてくれるものだと教えてくれました。

空手道を通し学んだ事を1番いかせると感じたのが金融業界で、そこで自分自身を成長させていきた いと思い、現在に至ります。今まで人に支えてもらった分、私と出会ってくれた人の夢のお手伝いがで きるような人になっていきたいです。そして、人と人の?がりでもっと色々な可能性を広げ、空手道を 通して学んだチャレンジ精神と感謝の気持ちを忘れずにこれから精進していきたいと思います。

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