【佳作】
社会人2年目になって仕事に関して気付いたことは、報連相がとても重要であると感じる。仕事をす る上で、これは欠かせないものであり、常に意識している必要があると思う。
大学時代、講義で、ある先生が「今の人は、相談は割と出来るが、連絡や相談した後の報告ができな い人が多い。」と言っていたことがある。実際に働いてみると、私自身、連絡や報告をし忘れて、お客さ んや職場の人に迷惑をかけてしまうことが度々ある。窓口でお客さんの処理を受けているときに、少し 疑問に思ったことがあると、すぐに先輩に聞き、どのような対応をすれば良いか相談することは良くし ているが、その後、自己解決すると、どうなったのかを先輩や上司に報告することを忘れてしまうこと がある。私の場合、この自己解決が連絡や報告漏れをしてしまう大きな原因ではないかと気付いた。
つい最近も、自己解決から連絡をしなかったことによって、お客さんを怒らせてしまった。それは、 キャンペーン商品の粗品がお目当てで、その商品を契約したお客さんを受けたが、契約時には、まだ粗 品が店頭に届いていなかったため、ご予約という形で、約1か月後に再度ご来店いただく約束をしてい た。契約した日に、すぐ、先輩や上司に伝え、これで他の人にも報告したから大丈夫と考え、いざ、1 か月後にお客さんが来店された時、自分がお昼休みの不在時で誰も分かる人がおらず、お客さんを待た せてしまい、怒ってしまったことがあった。自分が受付をしたから、お客さんの名前を言われれば思い 出せても、単に伝えられただけの先輩や上司は、1か月も前のことを覚えておくのは難しいことであり、 約束をした時点で、分かるところにメモをしておき、その日になったら再度、自分が不在時でも分かる ように職場の人に連絡しておく必要があったと反省した。
仕事では、自分は分かるから大丈夫と自分のものさしで物事を考え、行動してしまうことが大きなミ スや、仕事の連携が上手く機能しなくなることに繋がると思う。金融機関の仕事は、ミスなく行うこと が重要視されるので、そのためには、職場の人との連携が欠かせない。職場の人と良いチームワークを 図るためには、報連相の徹底であり、社会人2年目になった私には、1か月先の事でもそのとき困らな いように予見する力、単にその言葉の通り、報連相をするのではなく、先まで見据えて報連相する能力 をつけるよう励む必要があると気付いた。