【 奨 励 賞 】

私の夢は、放射線技師になることだ。

今までの私は、人から将来の夢をたずねられるとなんとなく「教師かな?」と答えていた。現在、私は 中学3年生で、2月には高校受験がある受験生である。高校受験は、将来の道を選ぶ第一歩である。今までの私は、なりたい職業はなく、将来やりたいこともなかった。そんな私が「やりたい!」と思った職業が、放射線技師であった。

この職業をやりたいと思ったきっかけは、自分が好きな教科だった。私が好きな教科は理科だ。中で も生命と化学に関する内容が好きだ。理科の教科書の一番後ろのページには、理科に関係した職業が少 しのっていた。その中に『医療にまつわる職業』が書かれていて、『放射線を扱う技師』という言葉が目 に留まった。

放射線技師という職業は、主にレントゲン検査を専門にしている。整形外科などで、レントゲン検査 が必要だと診断された人の検査を行う仕事だ。私は母に、この職業に就くためにはどんな進路を歩めばいいのかをたずねた。母はすぐにパソコンに向かい、検索を始めた。結果は、『大学の医学部保健科に行くこと』だった。そのためには、学力の高い高校に行くことが必要だと分かった。このままの成績で大 丈夫なのかと。

私は、自分の将来の夢まで、まだまだ遠い道のりがあると思う。だけど私は自分の夢をあきらめたくない。放射線技師になることは、私の夢であり、目標でもある。これまでの私は、大きな目標がなかったのか?だとしたら私は後悔したいところだ。人生数年をやり直したいくらいだ。しかしそんなことはできない。だから私は、自分の今の将来の夢を目標にして生きていきたい。

私の高校受験はもうすぐだ。私は、夢をかなえる第一歩を踏み込むところだ。私は、夢をかなえるために、受験に合格するために、がんばる。

何のために勉強をがんばるのか?最近は、この質問に答えられない人が多いようだ。

私は今日から、いままで以上に勉強に力を注いでいくつもりだ。将来の夢に向かって。