【 奨 励 賞 】
私は人間力のある人になり、長年やってきている陸上の楽しさ、体を動かすことの楽しさを教えてあ げる人になりたい。
小学3年生の頃から地域の陸上のクラブチームに入り、高校3年生の今までの約9年間陸上をやって きた。始めたばかりのころは、練習に行くのが嫌でやりたくなかった。しかし、小学4年生の頃に初め て大会で優勝することができた。その時、優勝して初めて陸上は楽しいと思うことができた。それから はこの勝った時の嬉しさをまた味わいたいと思うようになり、嫌だった練習も楽しいと感じてくるよう になった。なによりも、学校以外で友達ができ、その友達と一緒に練習することも楽しかった。もう一 つ、人間力のある人になりたいというのは、高校に入学してから中学の頃とは全く違う厳しさがあっ た。それが挨拶や自分自身の行動などの人間力に対して注意されることだった。挨拶の声が小さかった り、練習前のなにもしていない時間の使い方が良くないといったことだ。このようなことを注意された 中で私は、「人間力なくして競技力向上なし」という言葉が私の心に、このままではだめなんだと感じさ せてくれた言葉だ。挨拶が相手に聞こえるようにできなかったり、自分自身の行動が周りを見れていな かったりとかでしっかりできていないと、競技者として強くなることはできないんだと分かった。これ は、オリンピック選手にもいえることらしい。確かに、オリンピック選手をテレビで見ていると、謙虚 でしっかりしているイメージがある。競技者として強くなるには、日頃の生活から大切なんだと分かっ た。それから私は、人間力のある人になるために相手に聞こえるような声で挨拶したり、周りを見て行 動し、気づいたことがあったら自ら行動するように心がけている。その他にも、人に教えるには、まず 自分ができていないといけないと考えている。自分がしっかり教えられるようになるために、速くなる にはどうしたらいいのか考え、それを自分が実践するようにしている。
これらの理由から、私は人間力のある人になり、陸上の楽しさ、体を動かすことの楽しさを教えられ るような人になりたい。自分のやりたいこと、好きなことを仕事としてやれることは、とても良いことだと思う。自分のやりたいことができるようにこれからも努力していこうと思う。